【赤面症対策①】すぐに出来る・効果的な対策4選!
- すぐに出来る赤面症対策4つ
- そのメリットとデメリット
- あなたは調べた対策を実行してますか?
どうも。岡枝です。
相変わらず赤面症対策について調べまくっている私ですが、ネットの情報を見ているとどうも、「いや、そうじゃないんだよ…知りたいのはそこじゃないんだよ…」というのが多いんですよね。
「赤面症とは」とか「赤面症を治す方法」とか色々ありますが、そもそもここへ来ているあなたは赤面症に苦しんでいるわけで、必要なのは「対策」や「少しはマシになる方法」ですよね?
あったらいいなとは思いますよ。医者に行かなくても治るなら、絶対そっちを選びますから。
でも正直ね、一般人が考えたような対策で赤面症が治るわけないんですよ。だって「自分で治す事は困難」って言われてますからね、医者の界隈で。
「あんた、今日は赤面症の対策を教えてくれるんじゃないの?」…って今思ってますね?
その通りです。矛盾してますけど。
「この対策を実行すれば治る」なんて私は言いませんよ。実際治りませんから。
でも私自身が苦しんだ経験から、「ヒント」なら教えられると思ったんです。その場その場を乗り越える術をつなげていけば、今よりは少し楽になるかもしれない、って。
すぐに使える武器をいくつか携えて、それを使いこなせば、人生というゲームはクリアは出来るかもしれません。
目次
赤面症対策:物理的な痛みを味方に
つねる・もしくは爪を立てる
私がよく使っていた対策です。
やり方は単純です。自分の身体のどこかをつねるんです。もしくは爪を立てるとか。しかも「痛い」と言いたくなるくらいに、すっごい強く。(もちろん、血が出ない程度にしてください笑)
ちょっと心が病んじゃった人みたいに思えるかもしれませんけど、これが一番簡単で手っ取り早くて、準備も何もいらないしすぐ使えるというスバラシイ対策なわけです。
ちなみに私は、右手の親指で、左手の親指と人差し指の股をぶっさしていました↓
誰かに「顔赤いよ」と指摘されたとか、「スイッチ入った!」と思った瞬間にドゥクシッ!と刺してみてください。ためらってはいけません。痛くないと意味ないんで、心の中で「いってぇぇぇぇえええええ!」と思う程度にはぶっさしてください。
※怪我するんで、シャープペンとかで刺すのはやめてくださいね(;^ω^)
赤面する原因は、「顔が赤くなったら変に思われる」「赤くなったら恥ずかしい」というような「公的自意識(人からどう見られているかという意識)」です。
意識すればするほどに、赤くなります。気にしないようにするのが一番ですが、まずそれが出来なくて困っている場合が多いはずです。
ならば。
強制的に、意識を「痛み」へと向けてしまえばいいんです。
「公的自意識」から、「私的自意識(自分はどう思っているか)」に無理やり切り替えるのです。
- 赤面するきっかけが起こる(公的自意識の発動)
↓ - 「痛み」を起こす
↓ - 公的自意識(赤くなったら変に思われる)を抑え、私的自意識(痛い!)へ切り替える
↓ - 波が過ぎ去るまで痛みを与え続ける
↓ - クリア!\( 'ω’)/
これ、なかなか使えますよ。
もちろん、痛い事は覚悟してください。
デメリット…跡がつくこと
デメリットは痛い事と、跡がつく事です。
私がなんで指と指の間をぶっさすようになったかと言うと、最初は手の甲とかを何も考えずに爪でギリギリしてたんですけれども、めっちゃ跡が残りまくったからなんです。
2~3回ならともかく、毎日何度もこれをやっていると(どんだけ赤面に恐怖してるんだ)、同じ場所に爪を立てるもんだから跡がね、消えなくなってくるんですよ。
その点、指と指の間なら元々シワが寄っている部分ですし、そんな所誰もジロジロ見ませんから。
「自分で自分に痛みを与えてる」という事に気付かれにくいですしね。
自分が一番やりやすくて、目立たない場所を選ぶといいと思います。
ただ、いくら「痛み」が必要だからといって、血が出るほどやるのはやめてください。ほんと、この方法を実行して傷だらけになった!なんて訴えられたら私は赤面どころの騒ぎじゃないんで。
あくまで意識がそれる程度の痛みでお願いします。
赤面症対策:筋弛緩法
大便を出すかのように全力で力む
汚い対策ですみません。
スイッチが入りそうな場面がこの後控えているとするなら、そこへ飛び込む前に、う〇こ(失礼!)をするみたいにして全身の力を顔に集めてください。
「いや、そんな事したら顔が赤くなるじゃん!」
そうです。その通りです。
全力で力をこめて、顔に血を溜めるのです。15秒くらい全力で顔に力を集めれば、顔はグーッと赤くなりますよね。でも、力を抜けばその後はスーッと引くはずです。
赤面症の症状が出た時ってカーッと熱くなって、ピークが過ぎてしばらくすると、ゆっくりとおさまっていきませんか?それと同じ現象を、赤面症の症状として起きる前に、自分で先に起こすんです。
不思議な事に、自分で「エセ赤面症状」を起こすと、その後しばらくは赤面症状が出ないんです!
これは「筋弛緩法」と言って、認知行動療法の一部として実際に行われている、心の緊張をとる方法なんです。
人は不安や緊張、恐怖などのストレスを抱えているとき、無意識のうちにからだに力が入っています。これはイコール、筋肉が緊張状態になっているということ。
筋弛緩法はこの緊張状態を解消し、筋肉の完全な弛緩へと誘導するというものです。【からだの各パーツの筋肉をしばし意識的に緊張させたあと、力を抜いて緩めることを繰り返していきます】。認知行動療法(感情や気分に影響を及ぼしている偏った物事の捉え方を修正し、思考のバランスが取れるようにしていく治療法)の一環としておこなわれており、不眠の解消に役立つことでも知られています。
引用:アンファーからだエイジング
リラックスとは体の緊張がほぐれている状態の事ですが、「リラックスしろ」と言われてもできないものです。
だからこそ、最初に自分で「筋肉の強い緊張状態」を作り、力を抜くだけで体は「あ、リラックスしてる」と勘違いするんですね。
認知行動療法については他の記事で書いていますので、よろしければそちらもどうぞ↓
デメリット…人前ではできない
問題は、人が居る前ではできない赤面症対策だという事です。
突然目の前で全力で力み始めたら怖いですよね。「え、何?なんか生まれるの?」とあとずさりされる事間違いなしです。「すぐ赤面する人」から「何かを生む人」にラベルが変わってしまいます。
ちなみに私は、「朝会社に入るだけでストレスと緊張を感じる状態」だった時、駐車場の車の中でこれをやってから出社していました笑
仕事中も、トイレに行った時はやっていました。いつでも予防線を張る生活でしたから…。
赤面症対策:考える時間を作らない!
めちゃくちゃ多忙なスケジュールを組む
「ヒマでヒマで仕方ねぇから、なんで生きてんのかなんて下らねぇ事考えんだ」
…って、オセロさんが言っていました(悪魔のオロロンってマンガ知ってる人います?)
時間が余っていると、本来考えなくていいような事まで考えてしまう、というのはありますよね。
逆に仕事がめちゃくちゃ忙しくて、なりふり構っていられない時は確かに、赤面する頻度も少なかったような気がします。
「赤面したらどうしよう」なんて思考よりも、
「仕事間に合うのか?あと1時間しかないぃいいいい…!」
とかそういう思考になるせいでしょうね。
…という事はですよ。
さっきの「痛みで私的自意識に切り替える」みたいに、あえてそういう状況を作ってしまえばいいじゃないか!というのがこの方法です。
私は不注意が強い発達障害傾向にあるので、マルチタスクが苦手な為、自分がその日にやらなければならない事を朝イチでメモに書き、終わったら消していく…という方法をとっていました。
そうすると、やらなければならない事が可視化されて、常に意識していられるのです。
明日でも間に合う仕事だったとしても、今日やるのです。ゲームのように。あと〇時間でどこまで終わらせられるか!という、ひとりタイムトライアルをやるのです。
もちろん精神的・肉体的に参っている時はおすすめしません。疲れますから。でも元気な時は、意識的に項目を目で追うようにして、「隙間時間に終わる事はないか?」「今やればこっちにアレが間に合うな」とか、余計な事を考えないように違う思考で脳を埋めるのです。
でもその分、プライベートな時間はまったりしましょう(^^)
デメリット…ミスった時悲惨
これはですね…仕事ですから、ミスった時は本当に悲惨です。
赤面を通り越して真っ青です。いや、真っ白かな。
いいだけスケジュールを詰めているせいで、色々な事を同時進行している可能性が高い状況の中だと、自分の失敗をリカバリする時間がとれず、誰かに頼むハメになる事もあります。
上手くいけば時間があっという間に過ぎていく方法ですが、失敗すると赤面も酷くなるという諸刃の剣ですね。
とはいえ、「違う思考で埋める」という方法は結構有効なので、限界ギリギリにしなくてもいいですから、いつもよりちょっとだけ忙しく動く、という感じでやってみるのがオススメです。
赤面症対策:「マントラ」
唱える言葉を決めておく(長めのもの)
「痛みで思考を切り替える」「仕事脳に切り替える」と、系統は同じです。
緊張するような場面にでくわしてしまったら、すぐに呪文を唱えるんです。
いや、呪文と言っても空を飛んだり精霊を呼んだりするやつではありませんよ笑。
どんな言葉でもいいのですが、例えばちょっと難しいことわざだとか、長い詩だとか、そういうものを頭の中でしゃべるのです。頭の中で声に出す感覚です。他の思考が入り込む余地がない方がいいので、短すぎないものを選んでください。
「呪文」を決めたら、あとはその呪文に全力を込めます。
なんなら、頭の中で声を出すのと同時に文字も頭に思い浮かべるくらいがいいです。若干の複雑さがないと、すぐに慣れて「赤面」の方へ思考がそれてしまうんで。
私のオススメはマントラです。
マントラとは、賛歌や祈りなどの宗教的な意味を持つ「短い単語」を抽象的に表した、サンスクリット語の単語。
日本語では「真言」と漢訳されていて、密教では仏や菩薩の教えや誓いなどを秘めている呪文的な語句とされている。最も有名な聖音が「OM(a・u・m=オーム)」で、宇宙の始まりの音とされている。
私がなんでマントラを選んだかというと、「覚えないと唱えられない」からです。
日本語だとどうしても慣れがでてきてしまって、完全に覚えてしまった時点で「思考の切り替え」ができなくなってしまうんです。【頭の中で「呪文」を唱えながら赤面症の事を考える】という芸当が出来るようになってしまうんです。
なので私は、ちょっと長めのマントラを3つ覚えて、意識的にその3つを思いついた順で繰り返す、という事をやっていました。
私の使っていたマントラを載せておくので、参考にしてください。なんだっていいんですが、マントラは結構ポジティブな意味合いのものが多いので、繰り返し唱えるなら「良い言葉」の方がいいな、と思っただけです。
私は無宗教なので、マントラの事はあまり深くツッコまないでください(;^ω^)
- 毘沙門天のマントラ(勇気・行動力・邪気を払いのける)
「オン ベイシラ マンダヤ ソワカ」 - 布袋のマントラ(思考能力の向上・良い結果をもたらす)
「オン マイタレイヤ ソワカ」 - 善無畏三蔵(空海の師匠)のマントラ(邪気を払う最強のマントラ)
「オン シュダ シュダ」
私の中で出番が多かったのは「オン シュダ シュダ」でした。
本格的にヤバい時は「オン ベイシラ マンダヤ ソワカ」を唱えていましたが、短くて覚えやすい「オン シュダ シュダ」は、赤面症のどうこうにかかわらず、嫌な気持ちが襲ってきた時や無意味にイライラした時など、気持ちを落ち着かせたい時によく登場しました。
最初は頭の中だけとはいえ、なんだかゲームや漫画にハマりすぎたみたいで恥ずかしいんですけど笑
慣れてくると、このマントラをスイッチにして「良い方向」へ自分が心を切り替えるようになってきます。
「集中してマントラを唱える」って、言葉にすると簡単なんですけどなかなか難しいんですよ。雑念がめちゃくちゃわいてくるので、それを排除してマントラに集中する事を繰り返していると、自然と出来るようになってきます。
そうなったら儲けものです。
「不安」や「正体のわからないイライラ」は、実体がないんですよ。
正面から戦おうとしても、勝てません。自分の気持ちを暗くするものもまた、自分自身の心だからです。
自分の心に、スイッチを作ってあげてください。
そして「あ、来た」と思った瞬間にそれを押す。
「公的自意識(相手がどう思っているか)」が表に立ち続けるのが「赤面症」の原因で、脳が間違ったプログラムを読み込み続けるのであれば、私たちにできる事はそのプログラムを書き換える事しかありません。
マントラを唱える事で、あなたを覆う「公的自意識」を振り払い、「私的自意識(自分はどう思っているか)」を作動させるように書き換えるのです。
デメリット…慣れると違う思考が出てくる
私にはとても有効な方法でしたが、デメリットもあります。
先程も書きましたが、「慣れてすぎてしまうと、マントラを唱えながら別の事を考えるようになる」んです。
最初は「マントラを唱えるぞ!」とガッチリ意識して始めるのですが、思い出そうとしなくてもスラスラ出てくるようになってくると、眼鏡をかけたまま顔を洗う、みたいな状況になってきます。
唱えるのは当たり前になってくると、効果が薄くなってくるんですね。
私はそんな時は「超高速マントラ」か、「数種類を繰り返す」を意識していました。
めちゃくちゃ高速でマントラを唱えまくる!!!!!
普段はじっくり、深呼吸をするように唱えるのですが、慣れが先行してきた時はめちゃくちゃ早く唱えます。同じ言葉でも超高速で唱える事に意識を向けると、そこに集中できます。
ものすごいワザみたいに書いてますけど、ただそれだけです笑
まとめ:とにかく試してみる
いいですか、あなたが赤面症で苦しんでいる事はよくわかります。
でないと、こんなページをわざわざ読みにこないでしょう。
でも、あなたはこの赤面症に対しての対処法を、調べるだけ調べて実行していないのではないですか?
「へぇ~、こんな方法もあるのか…」ってやった気になっているだけで、何度も繰り返し自分の思考を書き換える努力をしていないのではないですか?
辛辣な事を言うようですが、対人恐怖症の一種である赤面症は、そう簡単には治りません。
「心療内科に行くのは怖い」「薬は飲みたくない」「お金もかけたくない」「めんどくさいのは嫌」
本気を出してください。
私が紹介した方法を「バカバカしい」と思ったかもしれませんが、私だってふざけてやってたわけではありませんよ。
苦しい中で、自分にできる赤面症の対策を、必死こいて考えた結果なんです。
他にも色々試しましたが、効果があったと感じたのはこの4つだったのでご紹介したまでです。
あなたが今日から、どんな形でもいいから行動に移して、少しでも赤面症の苦しみから逃れる事が出来る事を祈っています。
頑張っていきましょう!(^^)