【赤面症の診断を受けたら】あなたを救うレスキューマップ
みなさんこんにちは。岡枝です。
赤面症に悩み、改善する方法を探し続けてもう20年近く経ってしまいましたが、その分色々な事を試しながら「本当に効果のある方法は何か」を模索し続けてきました。
病院へ行く事が一番の近道である事は間違いないのですが、それが出来ない方も居るでしょうし、自分の力で出来る事はないのかを調べ続けた日々が、みなさんの役に立ったらと思います。
岡枝が試してきた様々な方法を紹介しますので、どれかひとつでもあなたに合うものがある事を願っています(^^)
- 赤面症のメカニズム
- 病院での診断について
- 赤面症の手術について
- 自宅で出来る赤面症対策
- 意外とモテる赤面症
- 岡枝(管理人)の赤面症について
目次
赤面症のメカニズムと病院での診断
赤面症は脳の「思い込み」
あなたは赤面症の症状に悩み、病院へ行ったでしょうか?
ネットなどで調べる事が簡単に出来るようになった昨今ですから、きっとスマホやパソコンで自分の症状を調べ、どんな対策があるのかを調べた事でしょう。
赤面症とは、「誤った思考が癖を作ってしまった状態」です。
緊張した時、極度な怒りを感じた時、身の危険を感じた時、人間の身体は自分を守ろうとします。
人間の身体は危険を感知すると瞬時に体を硬直させたり、血液の循環量を増やしたりして、通常では考えられないような力を出す事がありますよね?
「火事場のクソ力」というやつです。
「何か」と戦わなくてはならない時も同じで、筋肉を硬くしたり、呼吸量を上げて酸素を膨大に取り込み、体中に循環させたりすることで、ドーピングのような状態を作り出すのです。
これは「動物」にとって自然な事ですよね。人間だって動物ですから、瞬間的に身を守ろうとする時には自分の意志とは関係なく体が先に反応わけです。
しかしその「条件反射」が悪い方向に向いてしまったもの、それが「赤面症」なんですよね。
病院へ行って診断が下りるとしたら、「対人恐怖症」や「社会不安障害」になります。
「自分がどう思うか」よりも「人がどう思っているか」の方が重要になってしまい、常に人の目線を気にして過ごすようになる為、なおさら「失敗」や「笑われる事」を怖がるようになってしまうのです。
こうなってくると、自分での改善はかなり難しいものとなってきます…。
ただ、それでも治療法はありますよ。赤面症が、対人恐怖症や社会不安障害の一種なら、その治療法を行えばいいわけですから。
しかも重度でない限り、その方法を教えてもらえば自分で自分の考え方のクセを治す、という事が可能になってきます。私は自分では「酷い、重症だ」と思っていましたが、心療内科の先生曰く「脳が勘違いしたままになっている状態」との事でした。
「勘違いを治していこうね」と、軽~い感じで説明されました。
場合によって薬が処方される事もありますが、メンタル面のトレーニング指導を受けられる場合もあるのでぜひ、だまされたと思って一度心療内科に行ってみるのが一番の近道だと思います。
管理人岡枝が、赤面症に悩んで病院へ行った時の体験談を書いているので、参考にしてみてください↓
「赤面症の薬」は存在する?
病院の処方薬
赤面症の薬、というと「赤面が治る薬」と思われがちですが、違います。
赤くなった顔が瞬時に元に戻る薬とか、そもそも赤くならない薬とかを想像すると思うんですが、正直そんなものが存在したら、絶対人体には有害ですよね?
顔が赤くなるのは、通常よりも多くの血液が流れている・血管が拡張している…という事です。
でもそれを引き起こしているのは、あなたの脳の判断なんです。
顔が赤くならないようにするとか、そんな実現不可能な事は考えないでください。無理ですから。
問題はあなたの脳の「誤った判断」なのだから、「首から上に異常な血液を送りつける命令を下している脳の誤作動」をなんとかしなくてはならないわけで。
病院で処方される薬の多くは、「過敏になっている脳を鎮める効果」です。
私は心療内科で、「ワイパックス」という薬が処方されました。
「これから大勢の前で話をしなくてはならない…」なんていう時に、事前に飲んでおくとボーッとしてくるんです。脳が間違った判断を下して誤作動する前に、鈍感にしちゃえ!って事なんでしょうね。
でも、これは人によるのかもしれませんが、私は異常な眠気が出て辛かったです。
心療内科の先生曰く、
「薬を飲む事で、自分にとって不快な症状が起きない瞬間が増えて、それを積み重ねていく事でいつの間にか平気になっていく、というのが理想」
との事でした。
「病院でもらった薬だから効くはず」
「この薬があるから大丈夫」
…こんな感じで、最終的には服用しなくても「安心感」を得られるものであったのは確かです。
私は正直、「病院の薬は頓服として持っていた方がいい」と思っています。
とはいえ、病院の薬はちょっと…という人もたくさんいる事でしょう。
家族や会社に、心療内科へ通っている事を知られたくないと感じてしまいますよね。
私は家族にも会社にも、言えませんでしたから。
自然から生まれた「薬」
私の赤面症を悪化させた原因は、「仕事場の同僚」でした。
「赤面症体験記」にも書きましたが、本当にその相手の事が嫌で嫌で、その人物と一緒に仕事をしなくてはならなくなってから一気に悪化したのです。
↓
心療内科へ通い始める
↓
悪化前から勉強中だった資格を無事取得した為、転職を考える
↓
多忙で病院に行くのも大変で、処方薬に変わるものがないか探す
↓
バッチフラワーレメディに出会う

分かりますよ、私も実際試すまでは「よくなるわけないだろ」と思っていましたから。
でもこの時は藁にもすがるような気持ちでしたし、病院に通う時間を確保する事が出来ず、早急に「薬の代わり」をみつけなくてはならない状態でした。
何よりも、病院の薬を飲み続ける事への恐怖というか、不安もあったのです。
「自然療法」と言うと怪しいですが、例えばラベンダーは「安眠効果がある」とか、ハーブは「リフレッシュ効果がある」など、この辺りは有名ですよね?
DHCなどのメーカーから出ている「セントジョーンズワート」なども、気持ちを穏やかにする作用があるハーブとして知られています。
その延長上にあると思ったら、そこまで怪しいものではないですよね?
大げさではなく、行き詰まっていた私を快方へ導いてくれたのはフラワーレメディでした。
バッチフラワーレメディに関しては、こちらで詳しく語っています↓
ちなみに、春先の決算時期で超多忙だった夫がストレスを訴えた時期に、私が使っていたレスキューレメディを与えたところ、「これ、覚せい剤とか入ってないよね?」と心配していました笑
それほどまでに、夫には効いたようです(^^)
レスキューレメディについても書いていますので、ぜひ読んでみてください↓
→【赤面症の薬とは】自分で選ぶ薬?病院へ行けない人への選択肢はこれ!
赤面症は手術で治るのか
胸腔鏡下胸部交感神経切断術
「赤面症」というものを知った頃は、かなりネットで調べまくりました。
色々な方法を知っていく中で、自分にとって一番衝撃的だったのは、
「赤面症を改善する手術がある」という事でした。
『胸腔鏡下胸部交感神経切断術』です。
最初は「エッ!手術で治るの?!治したい!」と飛びついたのですが、調べていくほどにあまりにも恐ろしい手術である事を知ってしまい、断念。
胸腔鏡下胸部交感神経切断術とは
2つ存在する【交感神経幹】のいずれかの関連神経を物理的に破壊。
交感神経は、過度の赤面や発汗などの状態を調節するため、これらの生理学的メカニズムが実行する標準的な機能は、交感神経切除術によって無効になるか、大幅に損なわれます。
参考:Wikipedia
赤面や発汗など、自分の意識とは関係なく行われる「反応」を、起きないようにしてしまう手術なのです。
動物として最初から備わっている機能を失うという事は、決して「良い事」ではありません。
ただ、それを差し引いても改善するべき身体症状がある場合のみ、この手術は行われるようです。
→【赤面症は手術で治る?】根本的な治療との違い・失敗しない為に知っておくべき事
手術を受ける事のリスク
もしも手術を受け、「赤面」という反応が体から無くなったとしましょう。
どうなると思いますか?
赤面に悩んでいた日々とはお別れし、毎日楽しく幸福に暮らせると思いますか?
赤面症の人は「赤面する」という事に苦しんでいますから、そりゃあその症状が無くなれば気持ちは楽になるでしょう。
しかし。
根本的な部分から目を逸らしていると、とんでもない事が起きてしまうのです。
そもそも「赤面症」の原因は何ですか?
あなたが「周りにどう思われているか」という事を気にしている繊細な部分から来る、脳の誤作動でしたよね。
手術をする事で赤面症状が出なくなるとしても、あなたのその「繊細な気質」は残ったままです。
では、どうなると思いますか?
「赤面症」以外の神経症状への移行する可能性が高いのです。
根本的な解決にはなり得ないという事を覚えておいてください。
私は「手術」という選択肢は最初からありませんでしたが、万が一「手術で赤面症を治したい」と思っている方が居るなら、必ずこの記事を読んでそのリスクを知っておいてください。
決めるのは医者ではありません。
あなたです。
自宅で出来る!赤面症対策
赤面症を治すなら、心療内科へ通い、薬を併用しつつ自宅でメンタルを強化する、という方法がいいです。
傷口が治るように、目に見えるものであれば自分の力だけでもなんとかなるかもしれませんが、「心」という自分にもわからないものを書き換えるとなると、どうしても専門家の力が必要になります。
でも、なんらかの事情で病院へ行けない人もいますよね。
例えば学生さんだったり、毎日多忙なサラリーマンだったり、乳児を育てている最中だったり。
「病院へ行けない人間はどうすればいいんだ…!」
そうですよね。
でも大丈夫です。私が実際に行った赤面症対策を紹介しますので、ぜひ試してみてください。
色々なものを試しましたが、「中期・長期的な回復」に向いているものと「その場をしのぐ方法」があります。
正直、あなたはこれを読んで「ばかばかしい」と思うかもしれません。
嫌ならやらなくたっていいです。でも、赤面症というものは自力で治す事は難しいと言われている「対人恐怖症」の一種ですから、何もしないで治る事はまずありません。
自力で「完治」できなくても、その場をうまく切り抜ける方法や、少しでも自分の気持ちがラクになる方法を知っているだけでその後の「生き方」は変わります。
現に、あなたは赤面症に悩んでこのページを読んでいるはずです。
だまされたと思って、今日から私の赤面症対策を試してみてください。
◆その状況を乗り越えたい時のオモシロ対策↓
◆中期的に改善へ向かう為の対策↓
◆長期的に改善へ向かう為の対策(無料相談あり)↓
赤面症は意外と「モテる」
「誠実」「素直」「かわいい」
赤面症の人に対する周囲の目線というのは、自分自身の事を考える時とは違ってかなり好意的です。
「誠実そう」
「素直な人」
「すぐ赤くなるのがかわいい」
これだけ見ていると確かに、悪い印象は全くないですよね。
しかし本人にしてみれば、「顔が赤くなる」という事に少しでも触れられるのが嫌なんですよ。
赤面しない人にはわかってもらえない悩みなのが辛いところです。
ただ、周囲が好意的に見てくれるという事実はぜひ、知っておくべきことです。
「なんでもない時にひとりで赤面して、アイツ気持ち悪いって思われてるんじゃないか…」
こういう思考が赤面症の人のデフォルト思考です。
要は、思い込みです。
よく言いますよね、「周囲はあなたが思うほど、あなたの事を気にしてない」って。
だからと言って、思考を切り替えるのはかなり難しい事ですが、
「ああなんで自分は赤面してしまうんだ…!」
という思考から
「赤面してるけど、だから何?」
と、開き直る練習も必要な事です。
世の中で、「赤面症はモテる」と言われている件についてはこちらです↓
→【赤面症はかわいい】意外とモテちゃう?!あの芸能人も赤面症?!
芸能人にも「赤面症」の人が居る!
赤面症の芸能人が居るって、知ってましたか?
「いやいや、芸能人が赤面なんてしてたらテレビ出られないでしょ」
ごもっともです。私もそう思いました。
しかし調べていると、ものすごく意外な人たちが「赤面症だった」と告白しているんです…。
彼らに共通する事は、「自分ではなくなる瞬間」を多く経験したという事でしょうか。
俳優やアーティストなどが多いのですが、
自分の好きな事で生きていく=自信がつく
という事も、メンタルの強化に関係しているのかもしれません。
場慣れする、という事もありますね。
「赤面症はモテる」の件と合わせて読んでみてください。
まとめ:まずは自分を知り、対策を試す!
心療内科へ行って、自分の辛さや不安を話す事はとてもいい事です。
赤面症の悩みは、なかなか人には理解してもらえないからです。
「いや、赤面するくらい誰でもあるでしょ」
「かわいいから大丈夫だよ」
「そんな事で病院って…」
大抵の人はね、そう言うと思いますよ。
でも自分が「辛い」と思っているその気持ちを、無視しないでください。
赤面症の治療はまずそこから始まるのです。
よく「気にしないようにすれば治る」なんて言ってくる人もいるのですが、そんな事できたらとっくにやってますよ。
まるで呪いがかかったみたいに、条件反射のように赤面してしまうんですから、気にしないって事が出来ないんです。
そして回数を重ねるごとに、「赤面して恥ずかしい」から「赤面したらどうしよう」に変わっていくんです。
緊張する場面や不安な場面を乗り越える方法・長期的に漢方を使って改善していく方法など、対策はいくらでもあります。
たくさんの対策の中から、「何があなたに合っているか」はあなたにしかわかりません。
ぜひ、色々試して自分自身を、あなたの手ですくってあげてください。
あなたの人生が、赤面症から解放される事を願っています(^^)