「子供服のお下がりなんていらない!」それ、確実に損します。
こんにちは。もしくはこんばんは。岡枝です。
みなさん「子供服のお下がり」ってどんなイメージですか?
「子供服のお下がりなんていらない!」と思っている方も多いでしょうね。
でも、「お下がりを上手く取り入れる」事で、無駄な出費や購入時の失敗を防ぐ事が出来るんですよ?
今回はそのポイントについて、「お下がり嬉しい派」の私が解説していきます(^^)
- 「子供服のお下がりはいらない」理由
- 理由ごとの「お下がり」の断り方
- 「お下がり」は何をもらうかピックアップする
目次
子供服のお下がりをいらないと思う理由
他人が着たものは気持ち悪い
正直、「お下がり」や「古着」に対して「気持ち悪い」と思う人って結構多いと思います(;^ω^)
私は時々、古着屋にふら~っと立ち寄るんですが、古着屋って独特の匂いがしませんか?
「落ち切っていない汚れの匂い」
「タンスやクローゼットに入れっぱなしだった時の匂い」
「強すぎる柔軟剤の匂い」
これらが混ざり合って、なんとも説明しがたい匂いがしますよね。
ヴィンテージ物を探しているとか、ちょっとした小物を探しているとか、そういった場合はまた違うのかもしれませんが、「季節に合った新しい子供服欲しいな~♪」とショッピングするような気持ちで入店すると、萎えます。
本気で萎えますよ、あの匂いは。
岡枝は「お下がり嬉しい派」ですが、それでも我が子が古着を着るのを考えた時、『靴』はかなり抵抗があるし、服もジーンズならまぁ大丈夫ですが『Tシャツ』は無理です。
何故って?
そりゃ、気持ち悪いからですよ。
『お下がりが好き』というのは聞いた事がありませんが、『古着が好き』という人は結構います。
それは、安価で様々な服を冒険出来るからなのです。
中には掘り出し物があるのも確かですし、新品だと2着しか買えなくても、古着なら3着くらい買えてしまったりしますからね。
「洗濯をして干したら大丈夫でしょ?」と思える方には、服の宝庫だと思います。
しかし親の感覚として、
「わが子には新しいキレイな服を着せたい」
という想いがあるのは当然の事。
「古着でもいいからおしゃれな服がたくさん欲しい!」と子供自身が言うならまた違うでしょうけど。
他人が着た服は、例え洗濯するとしてもなんとなく気持ち悪さが残る…という感覚は、おそらく子供を危険から守ろうとする親の本能なのでしょう。
特別珍しい理由ではないですし、今後もその感覚はなかなか変わらないですよね。
ただ、お下がりをくれるような親しい相手であればまた、多少は気持ち悪さが緩和される事があります。
キレイ好きで服を大切にしている人なら、「大丈夫かも」と思ったりします。
とはいえ。
お下がりに対して「気持ち悪い」という感覚があるのなら、素直に「要らない」と断ることをオススメします。
趣味が合わない
これは、ご近所さんやママ友から渡される「お下がり」にはよくある事かと思います。
「あ、もうサイズアウトしちゃった服あるから、よかったらもらって~」
なんて言われたら「ほんとー?ありがとう!」と答えてしまう謎の現象が、女性の間では多々ありますよね。
「趣味違うんだけどな…」
なんてね、思いながらも「要らない」って断りづらいんですよね(;^ω^)
でも、勇気を持って断りましょう。
もしかしたら着れる服があるかも、なんて軽い気持ちでもらってしまって、結果なにひとつ着られない(゚д゚lll)なんてこともあり得ますよね。
モノトーン好きな人が、フリルとかついた服を着せますか?
パステルカラーのふんわり系が好きな人が、パンクな服を着せますか?
無理ですよね。
こればっかりは、どうあがいてもすぐに路線変更できるものではありません。
しかし、すぐにゴミに捨てるわけにはいかないんですよね…。
「要らなかったら捨ててね~」なんて相手が言ってくれたとしても、即日ゴミ捨て場にあるのをもし発見したら、そりゃいい気はしませんよ。
捨てずにしばらく保管…と思っても、「着れる服あった~?」なんて後日、笑顔で聞かれた日にゃ。
しどろもどろになっておかしな空気が流れる可能性だってあります。
だから、勇気を持って断りましょう!
初回でうっかりもらってしまうと、2回目、3回目が発生してくる可能性があります。
そうなった時に「実は好みが違うから…」なんて言えますか?言えませんよね?じゃあ今まであげてた服、どうしてたの?なんて事になりかねません。
断りましょう。その場で(3回目)
サイズが違いすぎる
我が子は赤ちゃんなのに、お下がりは4歳の子の服。
我が子は小学1年生なのに、お下がりは小学6年生の服。
どうです?「う~ん」ってなりますよね。
長いスパンで物事を考えれば、確かに何年後かには必要になるのかな…という気がしないでもないですが、現時点でそのお下がりをもらったとしたら、何年も保管しなくてはいけなくなります。
しかもその「何年も」の間に、服は劣化しますし、見えない程度のシミでも広がってしまったり、匂いの原因になったり、最悪カビが生えたりします。
新品ならまだしも、「袖を通した服」を何年も着ないまましまっておくのは絶対にやめた方がいいです。
衣替えの季節になって、去年着ていた服を出した時でさえ、「あれ?」と思う事ありませんか?
綺麗にしてしまったはずなのに匂いが気になったり、色が変わっていたり。思ったよりもくすんでいたり、毛玉があったり。
おめでたい日に着る礼服や、お葬式に使える黒いカーディガンなど、ちょっと特殊な服であればとっておく価値はありますが、それでも「年単位」で保管するとなると正直、おすすめできません。
あまりにも保管する期間が長くなりそうな場合は、
その場で勇気を持って断りましょう。
今日はハートちゃん、出番多いですね…↑
「お下がり」を断る時のコツ
「子供服のお下がりなんていらないよ」
…こんな言い方をしたら、正直周囲から誰もいなくなると思います(゜-゜)
カドが立たないように断る方法を教えますので、ぜひ使ってみてください。
我が家は長男が小学2年生・次男が年長さん(2020現在)なので、「お下がり」に出会う機会がめちゃくちゃ多いです。
私は勇気を持って、いらないものはいらないとハッキリ断っています。
意外と、優柔不断な態度をするよりも、丁寧にしっかり断った方が相手にも好感を持たれます。
ただ、女性は「共感」とか「同意」とか「思いやり」に敏感ですから、ズバッと断るよりは、相手が何故自分にお下がりをくれようとしているのか、という事を考えながら断るといいですよ。
女性相手の場合、基本的に「褒める」と結果がどうであれ話はスムーズに進みます。
これを覚えておくだけでもかなり違いますよ(^^)
「お下がりはいらない」と思う理由ごとに、断り方を書いてくので参考にしてみてください。
「気持ち悪い」場合の断り方


ごめんね、せっかく声かけてもらったのに…

いいのいいの、大丈夫だよ!気にしないで!
「体調によるどうしようもない理由」を全面に出せば、嫌な顔をする人はいません。
まして「アレルギー」などは最近の子供の間では増えていますし、万が一お下がりに抵抗がなくなって「次はもらいたいなぁ」と思った時でも言い出しやすい理由です。
あくまで「本当はあなたからもらいたいんだけど」を強調します。
え?やり方が汚いって?
友達いなくなるぞって?
いやいや、ストレートに「他人が着たものは気持ち悪いから無理なんだよね」なんて言った方が問題ですよ。
いかに自分も相手も嫌な思いをせずに、かつ次からも不自然ではない理由で断るか、という事が大事なんです。
なんでも話せるレベルの友人であればそもそも、あなたが「お下がりニガテ」なのは知っているでしょうから、そこまでに至らない「親しい人」の場合の対処法です。
「趣味が合わない」場合の断り方

Bさんの買う服オシャレですよねー!いいなーとは思ってたんですよー!
でも、実は最近〇〇系の服にハマってるみたいで、うちの子は着てくれないと思うんですよねー…


Bさんのお店って、ほんとこだわりを感じる服置いてますよね~(不自然にならないようにほめる)
アパレル関係に務めている人、もしくはある一定以上のこだわりを持って子供服を選んでいる人に対しては、細心の注意を払いながら断りましょう。
相手は自分も保有している服に自信があります。
「あなたの持っている服は、とてもステキ!」という意思を全面に出していきましょう。
服に自信がある人というのは、「もらってくれるはず」と思って声をかけてきています。
それを断られると、その自信を折られるような気持ちになってしまい、「ガッカリ」と「不機嫌」がやってくる可能性があります。
え?断り方がずるいって?
思ってもない事言うなよって?
いやいや、コミュニケーションをとる上で、相手が自信を持っている部分をさりげなく褒めてあげる事はとても大切な事ですよ。
別に「すごい!」「最高!」「ビュリホー!」とか言わなくていいんです。
自分の持っている言葉の範囲内で、さりげなく褒めるのです。
相手はあなたに「この服をもらって欲しい」と思って声をかけてきているわけですから、その時点であなたは相手に嫌われていません。むしろ好かれています。
ならば、その好意を裏切らないように、華麗にやりすごしましょう。
「サイズが違いすぎる」場合の断り方

うちの子6年生だから岡枝さんちの子にはちょっと大きいかもだけど、いずれ着るよね?
子供ってすぐ大きくなるから、あっという間に着れるようになりそうだよねー!
あ、でも…うちさ、収納がすっごい小さくてさ…。これ以上物を増やすなって、旦那がうるさいんだよねー

そんなうるさそうな旦那さんには見えないけどね?
正直、もうほんとしまっておく場所ないんだよね…

夫婦ゲンカになっても困っちゃうし~
もらいたいんだ、でも別の問題があって無理なんだ、という空気をだすのです。
問題を「お下がりをもらうかどうか」から、「家庭の事情」へとすり変えるのです。
「もらいたいんだけど、しまう場所無いんだよね」よりも、「家族のひとりが、しまう場所がないからやめろと言っている」と言ったほうが、抑止力が強くなるのです。
家の中の収納場所が確保できたかどうか、なんてそこまで後日確認する人は居ないでしょう。
それに、自分があげた「お下がり」が原因で家庭内にトラブルを起こしてはいけない…という気持ちに、普通の人はなるんですよね。
…え?人の優しさを踏みにじってる?
内容がわざとらしい?
いいじゃないですか。
家庭内の問題なんて、外からは確かめようがない事です。
しかも多くの家の間取りはそこまで変わりませんから、日本の家の収納スペースの少なさから言って、「しまう場所がない」というのは結構信ぴょう性がありますよ。
特に子供が小さいうちって、なんだかんだ荷物があふれてるんでね。
場合によっては、生まれる予定がなくても「赤ちゃん用品」がまだ保管されたままの家も多いですから、それを言い訳に使ってもいいと思います。
理由はなんだっていいんですよ。
要は相手が嫌な気持ちにならないように、「要らないよ」という事を伝えられればいいんですから。
子供服のお下がりを「いらない」と判断する前に
単価が高く、使用頻度の低いものはお下がり!
正直、岡枝も「お下がり」は抵抗がありました。
子供服のお下がり?!いらないだろ、そんなの!と思っていました。
特に長男が生まれた時は、着る服全てを新しいものでそろえて、お祝いの時の服も新調して、タオルもシーツも布団も、何もかも新品でした。
それが当たり前だと思っていたし、まだこの世界に出てきたばかりの繊細な体を、誰が使ったかわからないようなものに触れさせたくなかったのです。
第一子の時って、結構みなさんそうだと思います。
「お下がり」のありがたさを知るのは第二子以降なんですよね。
一人っ子の場合は家庭の経済状況もまだそこまで危機を感じないでしょうし、余裕があるので特に「お下がり」をもらう必要がないのかもしれませんが。
第二子・第三子と生まれてくる家庭は「いかに買わずにまわすか」みたいな話になってくるんです。
考え方が変化してくる理由としては以下になります。
- 想像以上に体の伸び率が大きくなって、すぐに着られなくなる
- めちゃくちゃズボンに穴をあけまくる
- 幼稚園・保育園・児童館では「置き服」が必要
- 名のあるメーカーのものは買えないので、もらえると嬉しい
- 長靴などの使用頻度が低い靴が、いつの間にか履けなくなっている
- 入園・卒園・入学・卒業などの際に着るものを買っていられない
- 突然のお通夜やお葬式の時着られる服がない
- 発表会などで服の「色の指定」の時に買っていられない
- スキー・スノーボードなど大型の必需品も買っていられない
こんな感じでしょうか。
ちなみに我が家の長男(小2)は、三か月おきにスニーカーの親指のところに穴が開きます。
もっぱら外を駆けずり回っているのもありますが、自転車でふざけて足ブレーキをかけたり、縄跳びを飛びまくったり、石の塀を登ったりするので靴はすぐダメになるんです。
しかし靴のお下がりはなかなか発生しないし、靴だけは未だに抵抗があるのでもらう事はないですけどね。
普段着るような服は、お下がりをもらわなくたって、買えるならそれが一番だと思います。
新しい服は子供も喜びますしね。
でも、出番の少ないようなきっちりした服は、その都度買っていたらお金がいくらあっても足りません。
- 子供用礼服関連
- 七五三などの着物
- 子供用スキー・スノボ
- 自転車
- 冬用コート
これらの、『ひとつにかかる金額が大きく、しかも使用頻度が低いもの』は絶対にお下がりをもらうべきです。
近所やママ友の間でも、同時期に「必要な人」と「手放す人」が現れますから、子供の年齢などをリサーチしておくといいです。
我が家は男兄弟なので、スキーや自転車はそのまま兄から弟へお下がりする予定ですが、性別の違う「姉と弟」「兄と妹」などはなおの事、お下がりに頼ったらいいですよ。
びっくりするくらいあっという間に大きくなる子供たちですから、正直もう、買ってられません笑
まとめ:お下がりは賢く利用しよう!
どうしても嫌だという人にお下がりをおすすめする必要は全くないのですが、岡枝自身が最初は「お下がりはいらない」と思っていたのに考え方が変わったクチなので、そういう事もあるよ、くらいの気持ちで聞いてくれたらいいなと思います。
我が家はずっと保育園に通ってきたのですが、幼稚園よりは先生たちが両親をバックアップしてくれる体制が整っていました。
しかし保育園で過ごす時間は幼稚園よりずっと長いですし、小さい頃は「お昼ご飯+おやつ2回」がありましたから、おしぼりやエプロンなどの枚数も膨大でした。
お昼寝もあるので布団が必要だったり、オムツやオムツ用の袋、たくさんの着替え、水筒…。
まだまだ色々、毎日持って行っては持ち帰り…の繰り返し。
多忙になると、洗うのが間に合わない日もありました。
そんな時に、子供服のお下がりが少しあるだけで、「今日洗わないと持っていく服がない」なんて事態を防げました。
「他人が着た服なんて…」と思っていた岡枝ですが、今では譲ってくれた先輩たちの事をとても有難く思っています。
もちろん、「子供服のお下がりはいらない!」と思う事を責めているわけではありません。
ただ、自分が追い詰められないように、無駄な無理をしなくて済むように、賢く「お下がり」を利用して欲しいな、と感じています。
子育ては大変ですが、時にはお気に入りの服を買って、心が潤うような毎日を送りたいですね(^^)